【野球の基礎知識】硬式野球と軟式野球の違いは?それぞれのメリット・デメリットも解説

硬式と軟式の違い 野球ルール

「硬式と軟式の違いは?」
「やるならどっちが良い?」

この記事では「硬式野球と軟式野球の違い」について徹底解説します。

お子様が野球を続けてきた環境や性格、向き不向きを元にどちらかの球技スタイルを選んでいきましょう。

硬式野球と軟式野球の違いは主に3つ

硬式野球と軟式野球の違いは大きく分けて3つあります。それぞれの違いを理解することで、お子様ごとに最適な競技スタイルで野球を続けられるでしょう。

使用するボールの違い

硬式野球と軟式野球の最も大きな違いは「使用するボール」です。硬式野球で使用されるボールは革製であり、ボールの中には系で巻いたコルクが入っています。

そのため、バットがボールに当たった場合の反発が強く、軟式野球に比べて打球速度が速い特徴があります。一方、軟式野球ではゴム製のボールが使用されており、硬式ボールと比較して弾力があります。

使用するグローブやバットの違い

使用するグローブやバットにも軟式野球と硬式野球で大きな違いがあります。硬式野球では、金属バットと木製バットの利用が可能です。グローブに使用される革は硬いボールを補球できるため、厚みのある丈夫な革が使われています。

軟式野球で使用されるバットは、ゴム製のボールに対応できる金属バットやカーボン製のバットが使用されています。軟式野球で使用されるグローブは、弾力性が高いボールに素早く対応できるよう、軽量化かつ柔軟性のある素材で作られている特徴があります。

ルールの違い

野球の試合を行う際のルールについても硬式野球と軟式野球で違いがあります。具体的に硬式野球は「9回制」、軟式野球は「7回制」が採用されています。他にも試合時間にも違いがあり、硬式野球は1試合3時間制、軟式野球は1試合につき2時間制です。

硬式野球・軟式野球のメリット・デメリット

硬式野球と軟式野球のメリット・デメリットを詳しく解説します。それぞれのメリット、デメリットを理解しつつ、最適な球技スタイルを選ぶことが大切です。

硬式野球のメリット

硬式野球のメリットは、レベルの高い環境で野球を続けられることです。硬式野球を指導する指導者のレベルは、軟式野球を指導する方に比べて技術力や指導力が高い傾向があります。そのため、子供の野球技術向上には最適な環境を整えられるでしょう。

硬式野球のデメリット

デメリットは使用されるボールが硬く重い分、お子様の体の負担がかかりやすいことです。実際に幼い頃から硬式野球を続けている選手は、ケガのリスクが高い傾向があります。

軟式野球のメリット

軟式野球のメリットは「体への負担を最小限に抑えられる」ことです。軟式野球で使用されるボールは弾力性が高く軽量であり、肩や肘にかかる負担を抑えられます。そのため、硬式野球と比べてケガの発生リスクも最小限に抑えられるでしょう。

硬式野球のデメリット

逆に軟式野球のデメリットは、中学校の担任教師が指導者となるケースが多いため、硬式野球の指導者よりも技術レベルが低い分、硬式野球を続けている子供に比べて上達スピードが遅くなりやすいことです。

硬式野球と軟式野球はどちらがおすすめ?

硬式野球と軟式野球の違いやメリット・デメリットを踏まえた上でそれぞれの球技スタイルに向いている人はどのような選手なのでしょうか。以下では硬式野球と軟式野球が向いている人の特徴をまとめました。

硬式野球が向いている人

硬式野球が向いている人の特徴は「野球に対する向上心が強い人」です。硬式野球は軟式野球に比べてより技術面、精神面共に高いレベルの選手が集まりやすい傾向があります。野球を指導するスタッフのレベルも高く、野球が上手くなる環境下に身を置けます。

レベルの高い環境下を整えられますが、遠征やプレーするために必要な道具を揃える維持費が高くなる点は事前に考慮しましょう。

軟式野球が向いている人

軟式野球が向いている人の特徴は「長く野球を続けたい人」です。軟式野球で使用されるボールはゴム製であり、体や肩、肘にかかる負担を最小限に抑えられます。

事実、小学生から中学生までの時期は子供の体が最も成長しやすいタイミングであり、子供の成長スピードに合わせて野球を続けられるでしょう。硬式野球に比べてケガを発症するリスクも抑えられる点も魅力的なポイントです。

まとめ

硬式野球と軟式野球では一見、同じ野球というスポーツではありますが、使用するボールやバット、ルールが大きく異なります。どちらかの競技スタイルを選ぶ際の重要なポイントは「子供が野球を心から楽しめる環境はどちらか」を考えることです。

硬式野球・軟式野球の違いやメリット、デメリットを家族内で話し合いを行い、子供が進む進路を保護者がサポートしてあげましょう。

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