「野球の守備のコツは?」
「守備がうまくなる練習方法は?」
そういった選手に向けて本記事ではポジションごとに野球守備のコツを徹底解説します!
野球の守備とは?基本を理解しよう
まずは基本的なコツを解説していきます!
守備の基本姿勢と動き方
守備上達のコツ① キャッチボール
皆さん一度はキャッチボールしたことありますよね?
なんとなくやっていることも多いかもしれませんが、実はこのキャッチボールこそが野球の守備力向上の基本なんです!!
実はどんなポジションを守ることになってもキャッチボールの「捕って投げる」という動作は必要になります。
すなわち、捕って投げる動作の精度が上がれば上がるほど守備も上達していくんです!!
キャッチボールは守備の基本であり、コツにもなります。
その中でも大切な「基本姿勢」と「動き方」について解説していきます。
守備上達のコツ② 基本姿勢(構え)
「キャッチボールをする時の基本姿勢なんてあるの?」と思う方もいるかもしれませんが、基本姿勢(構え)を身に付けることによって、その後の動作をスムーズに行うことが出来るようになるんです!!
まず、足を肩幅以上に開き、重心を少し落とします。
この時、軽く膝を曲げ、両足に体重が均等にかかるように立ちます。この姿勢こそがキャッチボール、そして守備の基本姿勢にもなります。
まずはこの基本姿勢を身に付けましょう。
守備上達のコツ③ 動き方
基本姿勢さえ身に付いてしまえば、動き方は比較的簡単になります。
向かってきたボールに対して反応し、動くだけです。この時、自分の胸の前で捕球できるように動いて調整しましょう!
ここでの注意点は、基本姿勢の重心を維持したまま動くということです。せっかく基本姿勢をとり、重心を下げて動きやすい状態にしていても動き出した時に重心が上がってしまうと次の動作がスムーズに行えなくなってしまいます。
さらに目線もずれてしまい、上手く捕球ができないということもあるので重心はできるだけ維持した状態で動くように意識しましょう。
ポジション別!守備のコツと練習法
次にポジション別にコツと練習方法を解説します!
野手の守備のコツ(セカンド・ショート・サード・ファースト)
内野守備の基本
野球の試合を見たことがある方は、「どうしてポジションによって構える姿勢が違うんだろう?」なんて思ったことがあるんじゃないでしょうか?
これは打者との距離によって打球の体感スピードが変わることが関係しています。
速く感じられる打球に対応するためには、先ほどの守備(キャッチボール)の基本姿勢よりも重心を下げた低い姿勢が求められます。
例えば、ショート、セカンドは基本的にそこまで低い姿勢をとりませんが、サードとファーストはかなり低い姿勢をとります。
まずは、打者との距離によって姿勢が変わるということを認識しておきましょう。
内野守備上達のコツ① 1歩目のきり方
よくプロ野球の試合を見ているとピッチャーが投げるタイミングで内野手が軽くジャンプしてるのを見かけたことありませんか?
実はあれ、打球に対応する反応を速くするための予備動作なんです!
「スプリットステップ」と呼ばれる動作で足が付くタイミングをインパクト(打つ瞬間)に合わせることによってより素早い動き出しを可能にしています。
良い1歩目をきるためには予備動作が必ず必要になるので、まずは基本姿勢の状態から少しずつ動きを出していって、その感覚を掴みましょう!
内野守備上達のコツ② 捕球から送球まで
1歩目がきれたら次は捕球です。
この時、重要なのはバウンドを合わせて取りやすい位置で捕球するということです。
いきなり打球に対してバウンドを合わせるというのは難しいので、手で転がしてもらったボールを捕球するというのを繰り返してバウンドを合わせる感覚を養っていきましょう!
送球に関しては、ボールを取った流れでキャッチボールと同じように狙ったところに投げるという動作になります。ここでキャッチボールの精度が試されるので、キャッチボールにしっかり取り組んでおきましょう。
外野手の守備のコツ(レフト・センター・ライト)
外野守備上達のコツ① 基本姿勢からフライ捕球まで
ここまで読んでくださった方は分かるかもしれませんが、外野手の基本姿勢は内野手の構えより重心が高い姿勢です。
ほとんどキャッチボールの基本姿勢と同じになります。
その状態からインパクトに合わせて1歩目をきって打球に向かいますが、外野手が処理する打球の多くはフライなので、落下地点を素早く見極めることが重要になります。
落下地点を予測する際は、ボールの高さと自分との距離を計算し、その位置に向かう必要がありますが、これは初心者には難しいことなのでキャッチボールでその感覚を養いましょう!
外野守備上達のコツ② 強くて正確なスローイングを身につける
強くて正確なスローイングを身につけるためには、腕だけでなく体全体を使うことが大切です。
まず、フライ捕球の際は予測した落下地点より1~2mほど後ろに位置をとり、ボールが来たタイミングで前進して捕球します。
その勢いのまま、足を踏み込み体重を前に移動させて、腕を振り抜くことで力強いスローイングが可能となります。
ゴロが来た時には捕球した勢いのまま同じようにスローイングします。
勢いを利用することによって体全体を使ってスローイングできるようになります。
外野手の位置取りの判断基準
守備の位置取りには、状況に応じた判断が求められます。
前進守備は、ランナー二塁などのヒット1本で点が入ってしまう場面などに有効で、守備位置を前にしてランナーの生還を防ぐ目的があります。
定位置守備は、通常の守備位置で安定したプレーをする際に適用され、打者やランナーの状態に合わせて最適なポジションを取ります。
深めの守備は、長打やホームランのリスクを考慮して守備範囲を広げる場合に適していて、特に強打者やランナーがいる場面で効果的です。
これらの位置取りは試合の経験を基に行うことなので、外野手は意識して少しずつポジションを調整していきましょう。
キャッチャーの守備のコツ
キャッチングの基本とリードの考え方
キャッチングの基本は、ボールをしっかりとグラブに収めることです。
捕球時、グラブを広げてボールを迎え入れ、手首を柔軟に使ってボールの衝撃を吸収することがポイントとなります。
捕球後は素早く次の動作に移るため、グラブを素早く引き寄せて準備を整えましょう。
リードは、ピッチャーの投球の特徴や打者の傾向を基にした戦略的な考えが求められます。
リードをする際には、状況に応じて味方の守備位置を調整し、相手の意図を読みながらピッチャーにアドバイスを送ることが大切です。
こういったことを実践すれば、キャッチャーとしての守備力を高めることができます。
ワンバウンド処理&盗塁阻止のテクニック
ワンバウンド処理では、ボールがバウンドしてくるタイミングを予測し、グラブを地面近くに構えてボールをしっかり受け止めることが重要です。
捕球後は素早くグラブを引き寄せ、投げる準備を整え、ランナーの動きを確認します。
この時、ボールをはじいてしまわないように体の中心で止める意識が重要になります。
盗塁阻止については、素早い握り替えがカギになります。
投球を受け取った瞬間にすぐに送球体勢に入り、セカンドまたはサードに向けて強く正確に投げることによって盗塁阻止の確率が高くなります。
プロのキャッチャーに学ぶ「配球と心理戦」
プロのキャッチャーは、配球だけでなく心理戦を巧みに使いこなすことが求められます。
配球では、打者の傾向や投手の状態を考慮し、どの球種をどのタイミングで投げるかを決定します。重要なのは、予測を裏切る配球で打者を惑わせることです。
心理戦では、キャッチャーがピッチャーとの信頼関係を築き、打者の心理を読み取ることがポイントとなります。
例えば、打者が得意なコースに投げることで、次に意表を突いた球を投げやすくします。
キャッチャーは試合の流れを読みながら、投手と協力して打者を打ち取る戦略を練ります。こういったテクニックを駆使することで、試合を有利に進めることができます。
【まとめ】野球守備のコツ
本記事では野球守備のコツをポジション別に解説してきました!
自分が上手くなりたいポジションの部分をしっかり読み、トレーニングしていきましょう!
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